「日本の自動車生産を維持している自負はある」 マツダ藤原副社長インタビュー(6):池田直渡「週刊モータージャーナル」(8/8 ページ)
マツダの戦略が分岐点にさしかかっている。第2四半期決算の厳しい数字。第7世代の話題の中心でもあるラージプラットフォームの延期。今マツダに何が起きていて、それをマツダがどう捉え、どう対応していくつもりなのか? その全てを知る藤原清志副社長がマツダの今を語る。そのインタビューを可能な限りノーカット、かつ連続でお届けしよう。
広報 そろそろお時間です。
池田 いや、藤原さんお忙しいところ大変ありがとうございました。マツダの今がとてもよく分かりました。これからも頑張って下さい。
インタビューを終えて
インタビューを受けていただいていたときから危惧していた通り、藤原副社長は「それ大丈夫ですか?」の発言だらけで本当に面白い取材ができた。
けれど記事に仕立てるのは大変だった。タイアップではないし、金銭は1円も発生していないので、もちろん校正なんて見せていない。それは当然なのだけれど、会話を読みやすく調えるために手を加えた部分で藤原副社長が誤解を受けるようなことがあれば、それは筆者の責任だ。マツダの広報からは「ドキドキします」とメールが届いていたが、こっちだって同じだ。無論本人の言葉通りで、広報が止めなかった部分は、知ったことではない。むしろ堂々と書ける(笑)。
そういうあたりが、記名記事で自分の名前において好き勝手を書くのと、ちょっと違う大変さだったけれど、仕事として本当に面白かったし勉強になった。もし、校正チェックなしでインタビューに応じるよ、という自動車メーカーの方、そして勇気ある広報の方は編集部あてにご連絡をいただけると幸いだ。
きっと多くの読者が、日本の自動車メーカーがどんなことを考えて、何にトライしているかもっともっと知りたいのだと思う。
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