ヤフーが美容師検索で新サービス InstagramなどSNS参考に開発
ヤフーが美容師検索サービス「Yahoo! BEAUTY」の提供を始めた。SNSのハッシュタグ検索のように、キーワードで好みの髪形を探し、施術した美容師を探せるようにする。
ヤフーは12月11日、スタイリング画像から美容師を検索できる「Yahoo! BEAUTY」の提供を始めた。スマートフォン向けのWebサービスで、利用は無料。同社が理美容関連のサービスを提供するのは初めてという。「Yahoo!検索」でヘアスタイル関連のキーワードを検索するユーザーが多いことを受けて開発した。
近年、SNSのハッシュタグを使って情報を集める人が増えており、髪型を探すのに、InstagramやPinterestといった画像に特化したSNSを使う人も多い。Yahoo! BEAUTYは、そうしたSNSのタグ検索を参考に開発。「2019秋冬」や「ヘアアレンジ」「インナーカラー」といったキーワードで髪形を探せるようにした。キーワード検索だけでなく、髪の長さや年代による絞り込みも可能だ。
画像を選ぶと、スタイリングの詳細と施術した美容師の情報を確認できる。リンクされた美容師のSNSや美容院の公式サイト、「ホットペッパービューティー」などの予約サイトにアクセスすると、美容師を指名して予約できる。
予約自体は外部サイトに任せ、理想の髪形や美容師とのマッチングに特化。髪を切りたい人向けにピンポイントで情報を提供することで、大手SNSとも差別化していく考えだ。
まずは利用者と登録美容師を増やし、サービスの改善や拡大を進める。現時点で収益化は考えていないが、フリーランススタイリストの活動支援や知名度向上としての活用も見込んでいるという。美容師としての登録にはYahoo! JAPAN IDが必要。
関連記事
- ヤフーが「Zホールディングス」に社名変更 10月に持ち株会社体制に
- 2019年、検索数が急上昇した「商品」は? 3年連続受賞の食品も Yahoo!検索大賞
1年間で前年と比べて最も検索数が急上昇した人物や製品などを表彰する「Yahoo!検索大賞2019」が発表された。ブームとなったタピオカドリンクや、加熱式たばこなどの商品が選ばれている。 - 2019年にメルカリ内で検索回数が急増した「トレンドワード」トップ10が発表 出品人気はアイドルや新元号に集中
2019年、メルカリ内でトレンドとなったものが発表。18年と比較すると、トップ10には食品関連が増えた。出品ワードマップにはアイドルや新元号が目立った。新元号に関しては、発表後に検索数や出品数が激増したという。 - コストコ、オンライン通販開始 ピザ窯や1000万円超の指輪も登場
- 加熱式たばこみたいな“吸うカフェイン”、発表してすぐに初期ロット完売
JTグループのBREATHERが12月3日に、カフェインなどを電子たばこのように吸うことができるデバイス「ston」を発表。同日夜に初期ロットが完売し、現在は在庫切れになっている。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.