カルチュア・コンビニエンス・クラブは、18〜69歳の男女1502人を対象に、インターネット上で「令和の消費に関するアンケート調査」を実施した。調査結果によると、2019年は例年よりもお金を使った人が7割で、最も高かった買い物は「旅行」だったことが分かった。
「2019年は例年に比べてお金を使った感覚があるか」を聞いたところ、「とてもある」「まあまあある」と回答をした人は合計で70.4%だった。年代別で見ると、10〜20代は79.2%、30〜40代は69.5%、50〜60代は65.9%で、年齢が下がるにつれてお金を使った感覚がある人が増える結果となった。
2019年に買った中で一番高かったものを自由回答で聞いたところ、回答の多かった上位から「旅行」「車」「パソコン」「服」「冷蔵庫」「テレビ」「洗濯機」が挙げられ、高額の消費をしていることが分かる。
続いて、冬のボーナスをもらった人に、18年と比較してボーナスの金額が上がったかどうかを聞いたところ、「上がった」と回答をした人は16.8%、「変わらない」と回答をした人は62.0%、「下がった」と回答をした人は21.2%だった。消費支出が多かった感覚のある人が7割いたことに比べて、収入となるボーナスがそこまで寄与していない実態が判明した。年代別で見ると、ボーナスが上がった人は10〜20代では27.7%、30〜40代では17.4%、50〜60代では8.3%との結果だった。
また、消費税増税前と比べて、クレジットカードや電子マネー、スマホ決済などのキャッシュレスでの支払いが増えたかどうかを聞いたところ、「増えた」「やや増えた」と回答をした人が56.1%と半数を超えた。ポイント還元キャンペーンなど各社の施策が影響してか、キャッシュレス決済が増加傾向にある。
19年のトレンドと言えば、「新語・流行語大賞2019」にもノミネートされた「タピる」ことタピオカミルクティーだ。そこで、タピオカミルクティーを飲んだかどうかを複数選択で聞いたところ、5割の人がいずれかの方法でタピオカミルクティーを飲んだと回答した。
その内訳は、1位が「タピオカミルクティー専門店で飲んだ」(25.4%)、2位が「コンビニで販売しているものを飲んだ」(17.8%)、3位が「専門店以外の飲食店で飲んだ」(13.4%)、4位が「自分で作って飲んだ」(5.4%)となった。10〜20代の女性においては7割以上がタピオカミルクティーを飲んでおり、11.7%の人が「自分で作って飲んだ」と回答。一方、50〜60代の男性では7割が「タピオカミルクティーを飲んでいない」と答えており、世代間でタピオカミルクティーに対する関心の差が顕著であることが明らかになった。
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