グルメサイトの点数、「信頼していない」が26%
飲食店のメニューなどを掲載している「グルメサイトの情報」を信頼している人はどのくらいいるのだろうか。20〜60代の男女に聞いたところ……。TableCheck調べ。
飲食店のメニューのほかに、来店客によるレビュー、評価点数などが掲載されている「グルメサイト」の情報を信頼している人はどのくらいいるのだろうか。20〜60代の男女に聞いたところ「飲食店選びの基準になっている」と答えたのは12%に対し、「あまり信頼していない」(21%)と「まったく信頼していない」(5%)を合わせると26%に達していることが、TableCheckの調査で分かった。
飲食店を検索する際に、頻繁に利用する手段を尋ねたところ「グルメサイト(食べログ、ホットペッパーなど)」(78.9%)を挙げる人が最も多く、次いで「Google検索」(48.3%)、「知人・友人に聞く」(40.3%)、「地図サービス」(30.2%)、「SNS(Facebook、Instagramなど)」(23.6%)と続いた。
2019年1月以降、グルメサイトの利用頻度について聞くと、「頻度は分からない」(59%)と答えた人が最も多かった。「利用頻度が減った」(16%)と「まったく利用・閲覧しなくなった」(3%)の合計が19%に対し、「利用頻度が増えた」は10%にとどまった。
こうした結果を受けて、TableCheckは「グルメサイトの評価基準や表示順位などが、飲食店が支払う広告掲載料と連動しており、『信ぴょう性が欠けているのではないか』とSNSを中心に騒がれるようになった。情報の信頼性低下によって、ユーザーたちは新たな飲食店検索・予約ツールを利用しだしており、いわゆる“グルメサイト離れ”が起こりつつあるのではないか」と分析している。
インターネットを使った調査で、20〜60代の男女1112人が回答した。調査期間は19年11月16日から17日まで。
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