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沖縄の成人式、全国メディアの注目激減か “ど派手”話題から20年(3/4 ページ)
沖縄県の成人式といえば、「ど派手だなあ」という印象をもつ人が多いかもしれないが、いつごろから派手になったのか。また、メディアの注目度はどのように推移したのか。
“荒れる”成人式から“ゴミ拾い”へ
全国メディアで沖縄の“荒れた"成人式が取り上げられるときのメーン舞台は、那覇市の観光スポット「国際通り」だ。例年、那覇市の新成人は、式典が終わると、国際通りに集まって、そろいのはかま姿で歩道を埋め尽くしたり、暴走や酒瓶を持って暴れたりするなどの危険行為を警察官が規制していた。
2016年、“荒れる"成人式が話題になった一方で、その年から新成人たちの「ゴミ拾い」が始まった。「沖縄の成人式は恥ずかしくてダサイ」「何とかしてイメージを変えたい」と動いた。
沖縄では、地域も成人式のあり方を考える「成人式市民フォーラム」や、成人式の取り組みを表彰する「成人式アワード」も開催されている。
この年以降、沖縄の扱いは激減する。
注目は沖縄から北九州や横浜へ
2017年、「日本一ど派手」として紹介されるようになったのは北九州市だ。2016年まで、沖縄と北九州市はセットで放送されていたものの、“ど派手"の舞台は北九州に移っていた。
2018年は、着物店「はれのひ」が成人式前に突然店を閉じ、多くの新成人が晴れ着を着られなかった問題が大きく扱われた。
2019年は、横浜の成人式で暴れた新成人、振り袖の女性にソースをかけた男の逮捕、そして、常連の北九州の“ど派手”成人式の話題がメディアで扱われた。
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