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ビジネスを守る奥義、知っていますか? 特許庁が「商標権」の特設サイトを公開、パクリ企業とカンフーで戦う“無双おじさん”動画も
特許庁が商標権の普及啓発を目的とした特設サイトと動画を1月21日に公開した。
自社のヒット商品をパクられた社長が、ビジネスを守る奥義「商標拳」を会得し、パクリ企業と戦う――というストーリーで商標制度の重要性を伝える動画を、特許庁が公開した。ユーザー視点で行政サービスの改善を目指す「デザイン経営プロジェクト」の1つで、商標権の対応に手が回らない中小企業などに向け、商標制度の普及啓発を目指す。
特設サイトによれば、商標拳(権)とはビジネスに携わる全ての人に役立つ拳法のこと。後発による乗っ取りを防いだり、偽物の大量発生を阻止したりと、自社ビジネスの権利を守る力があるという。サイトには「商標とは何か」の説明や、実際に商標権を行使して模倣品を減らした企業の実践例なども掲載している。
特許庁によれば、国内の中小企業約358万社のうち、2018年に商標出願を行った中小企業は0.8%(約3万社)。商標権にまで手が回らない企業や無関心な企業に対し、積極的なアプローチができていないことが大きな課題になっていたという。特設サイトなどを通じて「商標権を知らずにビジネスをすることは経営上の大きなリスクになる」といったメッセージを伝えていく考えだ。
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