保険業界の「仕事にやりがいを感じる企業ランキング」 並みいる外資系企業を抑えて1位になったのは?
「保険業界の“ホワイト度が高い企業”ランキング」。2位「メットライフ生命保険」、3位「アクサ生命保険」、4位「ジブラルタ生命保険」、5位「東京海上日動火災保険」と続いた。1位は?
企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は、保険業界に属する企業を選出し、キャリコネユーザーによる「仕事のやりがい」評価の平均値が高い順にランキングした「保険業界の“仕事にやりがいを感じる企業”ランキング」を発表した。
1位に輝いたのは、広く金融の知識を持つライフプランナーの存在が大きい「ソニー生命保険」だった。ついで、2位「メットライフ生命保険」、3位「アクサ生命保険」、4位「ジブラルタ生命保険」、5位「東京海上日動火災保険」と続いた。
ソニー生命保険は1979年、ソニーと米国のザ・プルデンシャル・インシュアランス・ カンパニー・オブ・アメリカとの合弁会社として設立された企業。81年に営業をスタートさせた当初から、それまで日本にはなかったオーダーメイド型の保険商品を提供している。
同社の営業の中心となるのは、保険だけに限らず金融全般の知識を持ち、顧客のライフプランニングを手伝うコンサルティング型の営業職「ライフプランナー」。この多くを占めるのは他業界他業種からの転職者であり、複数回のセッションで自らのキャリアビジョンを徐々に明確にさせ、採用へと結びつけていく。
ソニーグループに属する一社として、福利厚生が充実しているのも同社の魅力。財形貯蓄や社員持株会などを通じて資産形成をサポートしているほか、ソニー健保の保養所や提携フィットネスクラブなど、グループ共有の施設も利用できる。
また、設立当初から女性の仕事と家庭の両立を重視。3歳まで育児休業を取得できたり、小学校4年まで短時間勤務や残業の免除が許されたりするなど、法定基準を上回る手厚いサポートがある。
キャリコネの口コミには、「非常にやりがいのある会社だった。まず、人事評価がとても明確な点。自分のやったことがしっかりと昇級面接に反映され、昇級につながるシステムは良かった。また、大きな案件を担当できることもあり、その影響力がモチベーションにつながった」(カウンターセールス/20代前半男性/年収500万円/2010年度)など、人事評価制度を評価する声が寄せられている。
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