ニュース
トヨタ「プリウス」41万台リコール シートベルトの警報スイッチに不具合:警報が解除されない恐れ
トヨタ自動車は、ハイブリッド車「プリウス」など計4車種41万8929台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。
トヨタ自動車は1月29日、ハイブリッド車「プリウス」など計4車種41万8929台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。シートベルトの警報装置に不具合があり、正しく装着しても警報が解除されない恐れがある。
リコールの対象となるのはプリウスのほか、「プリウスPHV」「プリウスα」、ダイハツ工業にOEM提供した「メビウス」。製造期間は2014年10月〜19年7月。
不具合があったのは、運転席シートベルトの非装着時警報装置。シートベルトのバックル内にある警報スイッチ接点の組み付けが不適切だった。そのため、シートベルトの脱着を繰り返すと、接点が異常摩耗して、接点間に摩耗粉が堆積することがある。その場合、接点間が短絡し、シートベルトを正しく装着した場合でも警報が解除されない恐れがあるという。
今後、全車両のバックルを点検し、該当する場合はバックル内の警報スイッチまたはバックルを良品と交換する。これまでに114件の不具合が報告されているという。
関連記事
- スズキ、51万台リコール 「パレット」などブレーキに不具合
スズキはブレーキ部品に不具合があるとして、軽自動車「パレット」など計3車種51万7316台をリコール。 - スバル、「フォレスター」など8万台リコール ばねが折れる恐れ
SUBARU(スバル)は11月28日、「フォレスター」など計2車種8万1343台のリコールを届け出た。 - ダイハツ、「ムーヴ」「タント」など157万台リコール 水漏れでブレーキが利きにくくなる恐れ
ダイハツ工業は、「ムーヴ」「タント」など157万5379台をリコール。水漏れでブレーキが利きにくくなる恐れがある。また、ブレーキ部品の不具合でも37万7654台のリコールを届け出た。 - 「N-BOX」が3年連続トップ 上位4車種が軽自動車、2019年の新車販売
2019年の国内新車販売は、ホンダの軽自動車「N-BOX」が3年連続のトップとなった。上位4車種を軽自動車が占めた。軽を除く登録車では、トヨタ自動車「プリウス」が2年ぶりの首位。 - なぜ「プリウス」はボコボコに叩かれるのか 「暴走老人」のアイコンになる日
またしても、「暴走老人」による犠牲者が出てしまった。二度とこのような悲劇が起きないことを願うばかりだが、筆者の窪田氏は違うことに注目している。「プリウスバッシング」だ。どういう意味かというと……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.