2015年7月27日以前の記事
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新型肺炎で「症状出た中国人が関空から逃走」デマの真相 SNS分析で判明、“輸入型”拡散の脅威独自データから検証(4/4 ページ)

新型肺炎で「関空から症状のある中国人客が逃走」デマが拡散。SNSデータを独自分析したところ意外なメカニズムが判明した。中国の閉鎖型SNSでウワサが生じTwitterが“輸入”する形に。

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 デマ拡大を防ごうと報道機関が適切な情報発信に努めた一方で、「(一部の)ネットメディアは拡散の機能を果たしてしまった」(武田氏)今回の騒動。SNSユーザーのリテラシーに加え、「悪貨が良貨を駆逐する」メディア環境の問題も浮き彫りにしている。

拡散前に自治体・ニュースサイトで確認を

 また、こうしたSNS上でのデマ拡散は、特定の属性の人々への偏見や攻撃を助長するだけでなく、誤情報に個人が踊らされることで災害時の被害拡大を引き起こしかねない。JX通信社の担当者は「『〜らしい』といった伝聞情報は信じない」「スクリーンショットの画像も信じない。フェイクの可能性が高く、個人で確認するのにも限界がある」「個人発信の情報は、拡散する前に自分で検索エンジンで調べたり、自治体やニュースサイトで真偽を確かめる」などの対策を呼び掛けている。

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