ニュース
マツキヨとココカラが21年10月に経営統合へ 美と健康の分野でアジアNo.1を目指す:シナジーを発揮できるか
マツキヨとココカラが経営統合。美と健康の分野でアジアNo.1を目指す。どんなシナジーを見込むのか。
マツモトキヨシホールディングス(HD)とココカラファインは1月31日、両社間の経営統合に関する基本合意書と経営統合に向けた資本業務提携に関する契約を締結したと発表した。2021年10月に統合する予定。
マツキヨHDとココカラは経営統合準備委員会を設置し、協議を進めてきた。その結果、仕入れ面を中心に当初想定した以上のシナジーが見込めることから、経営統合を決めたという。将来的には「美と健康の分野でアジアNo.1」を目指す。
両社はドラッグストア業界が競争の激化や人件費・物流費の高騰により、成長が鈍化していると分析。両者の顧客基盤を活用した「One to One」のマーケティングを確立し、消費者の購買動向に革新を起こすとしている。
今後は、商品の共同開発・共同仕入れ、デジタル化に対応した販促戦略などを推進する。
関連記事
- 「たばこは無言で買う時代」 セブンが実験店で掲げた“秀逸”すぎるコピーの意味とは?
セブンが実証実験を継続的に行う拠点がある。実際に行ってみると「たばこは無言で買う時代」というコピーがあった。どんな意味があるのか? 実際にたばこを買ってみた。 - 家賃が200万円もするのにスタバがもうかる理由
スタバは大都市の一等地に多くの店舗を構えている。1杯数百円のコーヒーを販売しており、店に長居するお客も多い。家賃が200万円以上するような場所でも利益が出せる秘密とは? - レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - 「なぜ売れるか分からない」 ドンキ化したファミマの人気商品に幹部が困惑
ドン・キホーテのノウハウを取り入れた共同実験店が6月にオープンした。店舗の売れ筋商品を分析したところ、ある商品が上位に食い込んだ。ファミマの幹部は「なぜ売れるのか分からない」と原因を分析しきれていない。 - ワークマンの大ヒットは、「安いのに高機能でオシャレ」だからではない
ワークマンの勢いが止まらない。今年4月の国内店舗数はユニクロを超え、売上高も大幅に伸ばしているのだ。同社の成功要因として「激安なのに高機能でオシャレ」といった指摘が多いが、本当にそうなのか。筆者の窪田氏は違った見方をしていて……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.