ニュース
ローソン「正月休業実験」の結果はどうだった? 明らかになったメリットとデメリット:全国102店舗で実施(2/2 ページ)
ローソンは2019年12月31日〜20年1月1日にかけて正月休業実験をした。全国の加盟店102店舗が実験に参加。どのような結果になったのか。
オーナーからどんな意見が出たのか
実験に参加したオーナーからはどのような意見が出たのか。ローソンがオーナーに対して実施したアンケート調査には、前向きな意見だけでなく、今後の課題を指摘する声も寄せられた。
前向きな意見には「家族と一緒に過ごせる時間が取れた」「クルー確保が難しい時期なので大変助かった」「人手不足の中、従業員が休めた」などがあった。
今後の課題としては「発注の難しさが課題」「周辺の常連さんにご迷惑をかけた」「休業の事前告知をすることで、休業前から客数が減った」「休業明けも客数が戻りにくかった」「休業にかかる費用負担(ATMの現金抜き差し、警備費用)が心配」といった回答があった。コンビニのさまざまなシステムは24時間営業を前提としているので、働きやすさと売り上げの確保をどのように両立していくのか、今後も模索が続きそうだ。
関連記事
- 「たばこは無言で買う時代」 セブンが実験店で掲げた“秀逸”すぎるコピーの意味とは?
セブンが実証実験を継続的に行う拠点がある。実際に行ってみると「たばこは無言で買う時代」というコピーがあった。どんな意味があるのか? 実際にたばこを買ってみた。 - 「なぜ売れるか分からない」 ドンキ化したファミマの人気商品に幹部が困惑
ドン・キホーテのノウハウを取り入れた共同実験店が6月にオープンした。店舗の売れ筋商品を分析したところ、ある商品が上位に食い込んだ。ファミマの幹部は「なぜ売れるのか分からない」と原因を分析しきれていない。 - レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - 14年前にもらった雇用保険のお知らせがなぜ今? 厚労省から送られてきた手紙の正体
厚生労働省から突然手紙が届いた。14年前に給付された雇用保険に関するお知らせらしい。どうして今さら……。 - 「100円×3個=301円」問題でセブンが公式に謝罪 見習うべきは「イオン方式」か
「税込100円×3個=301円」問題で混乱が起きたセブン。お客が困惑した根本原因は事前告知が不足していたことだ。ただ、イオンが採用する価格表記を採用する道もあったかもしれない。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.