コラム
京王・西武がライナー強化、ダイヤ改正で増発・延伸の理由は?(5/5 ページ)
鉄道会社にとって、春はダイヤ改正のシーズンだ。今年も2〜3月にかけてダイヤ改正が行われるが、筆者が注目しているのは「京王電鉄」と「西武鉄道」だ。その理由は……。
着席への高いニーズ
西武鉄道は「S-TRAIN」の停車駅増加と延長を行うことで、より利用してもらいやすくすることを意識している。一方、さらに長距離の場合は「Laview」使用の「ちちぶ」「むさし」の利用をオススメしている。
新宿線でも特急「小江戸」や有料座席指定列車「拝島ライナー」に力を入れており、今回のダイヤ改正では動きはなかったものの、特に「拝島ライナー」は遅い時間帯の列車を増発してほしい、といった声が沿線住民から聞こえてきそうである。
2月の京王電鉄ダイヤ改正、3月の西武鉄道ダイヤ改正で、座席指定列車のサービスをそれぞれの鉄道事業者が向上させる。その背景には着席への高いニーズがあり、そのニーズが経営実績を向上させることだろう。
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