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マスクの買い占めは止めて! 厚労省と経産省がスーパーやドラッグストアの業界団体に要請:新型コロナウイルスの騒動で
厚労省と経産省で新型コロナウイルスに関連した新たな動き。マスクや消毒薬などを過剰に発注したり、在庫を抱えないように要請。スーパーやドラッグストアなどの業界団体に向けて。
厚生労働省と経済産業省は2月7日、「新型コロナウイルスに関連した感染症の発生に伴うマスク・消毒薬など衛生用品の安定供給に向けて」という要請文を全国の流通関係の業界団体に向けて送った。
新型コロナウイルスの騒動が広がるにつれ、マスクや消毒薬といった商品の需要が増加。各地で品切れなどが発生している。また、マスクなどの転売が活発に行われている。
そこで、マスク・消毒薬などの安定的な供給を確保するため、「製造販売業者や卸売販売業者に対して過剰な発注は行わないよう、また、買い占めや備蓄目的での過剰な在庫を抱えることのないようお願いします」と要請している。また、販売にあたっては「1人1箱まで」「1人○枚まで」といった販売制限を行うことや、転売目的での購入は好ましくないという趣旨の店内掲示をすることが望ましいとの見解を示した。
さらに、薬局などの店舗に一度に大量のマスク・消毒薬が納入されると、市場全体の在庫量に大きな影響を与えるため「製造販売業者や卸売販売業者の分割納入にご協力お願いします」としている。
1月28日、厚労省と経産省は関係団体に向けてマスクの増産要請を行っている。
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