1on1経験がある社会人の約8割は「メリットがあると感じている」 話をしたくなる相手の特徴1位は?
1on1経験がある社会人300人の約8割は「1on1にメリットがあると感じている」と回答。
アルバイト求人サイト「バイトル」を運営するディップは、全国の企業に勤める22〜65歳の男女300人を対象に「社会人300人に聞いた、1on1を成功させる秘訣調査」を実施した。調査結果では、1on1経験がある社会人300人の約8割は「1on1にメリットがあると感じている」と回答しており、「1on1での話をしたくなる相手の特徴」1位は「話を否定しない」ことであることが分かった。
回答者の立場を「上司側」と「部下側」で比較したところ、「メリットを感じている」と回答した「部下側」は約7割、「上司側」は9割を超え、双方がメリットを感じているようだ。
1on1での話の比率を「自分:相手」の割合で聞いたところ、「1on1はメリットがある」と答えた人の回答では、1位が「5 : 5」(22.4%)、2位が「6 : 4」(21.9%)、3位「7 : 3」(12.9%)という結果だった。1on1では、双方の話量を均等近くに配分するとメリットを感じやすいことが判明した。
また、「悩み事や本音を話したくなる人の特徴」を聞いたところ、1位は「話を否定しない」(59.2%)だった。ついで「次いでアドバイスをくれる」(49.1%)、「あいづちを打っている」(45.7%)との特徴が挙がった。1on1では相手が話をしたくなるポイントを押さえ、場に臨むことが大事であることがうかがえる。
4位以下には「自分の意見を押し付けてこない」「包容力がある」「笑顔を絶やさない」と優しさや穏やかさを求める一方、「ダメとはっきり言ってくれる」と相反する意見も挙がった。
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