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ワンカップ大関やあずきバー、クッピーラムネまで 香りや形状を再現した線香やロウソクが生まれた背景:お土産やお香用としても人気
線香やロウソクを製造販売するカメヤマは3月2日、クッピーラムネを模した線香を発売した。「好物シリーズ」として、他にはワンカップ大関やあずきバーを再現したものもある。なぜこのような線香を作ろうと思ったのか
「ワンカップ大関」や井村屋の「あずきバー」、不二家の「ミルキー」。こうした認知度の高い商品とコラボした線香を製造しているカメヤマは、新たにカクダイ製菓の「クッピーラムネ」をラインアップに加えた。
その名も「クッピーラムネ ミニ寸線香」(680円、税別)。パッケージには、駄菓子店でなじみ深いクッピーラムネのイラストをあしらっているとともに、「食べられません!」という文言も表示している。
なぜ、こうした商品と線香がコラボするのか。これらは同社の展開する「好物シリーズ」の一環だ。同社は2009年に「故人の好物シリーズ」として、食べ物や飲み物をかたどったロウソクの販売を開始。担当者は「『先祖供養』は、若い世代にはなじみが薄い」と話す。そこで、故人が好きだったものを模することで供養との距離感を縮めることを狙ったという。
線香やロウソクが燃えて小さくなっていくところが「故人が食べたり飲んだりしているようだ」というように感じられるとともに、お墓に備えた際には動物に食べられたり腐ったりしないことから好評だという。
その後、15年には「供養」目的以外にも、お土産やお香としてのニーズを狙い「好物シリーズ」にリニューアル。線香は香りの再現がメインだが、ロウソクは形状を本物そっくりに再現。同シリーズは発売以来約480万個を出荷している。
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