新型コロナ“戒厳状態”でも約7割の人が「今年もお花見行く予定」 その本音は?:東京で最も早い開花、でも……
新型コロナの影響で自粛ムード。しかし去年お花見に行った人のうち約7割が「今年も行く予定」。その本音とは?。
3月14日、東京で桜の開花が発表された。東京では統計開始以来、最も早い開花となった。
一方で新型コロナウィルスの感染拡大はまだまだ収束のきざしが見えず、小池百合子東京都知事が「宴会的なことについてはご遠慮頂きたい」などと、花見の自粛を呼びかけるという異例の事態となっている。
そんな小池都知事の発言の影響を受けてもなお、とある調査によると今年は「花見をする・するつもり」と考えている人が69.8%にものぼった。とはいえ、その「花見」は例年通りの「桜の木の下で宴会をすること」とは限らないようだ。
この調査は2020年3月13日〜14日、全国の「去年はお花見をした」という男女453人を対象に、NEXER(東京都豊島区)の運営するサービス、日本トレンドリサーチがインターネットでのアンケートにて実施。
「去年はお花見をした」という男女453人に「今年、「花見」をしますか?」と聞いたところ69.8%が「花見をする・するつもり」と回答、30.2%が「しない」と回答した。
想像よりも花見をする予定の人が多いように感じる。ただ、「今年の花見について、去年または例年とは違って意識していることがあれば教えてください」という質問に対してはウイルス対策を意識した回答が多くあり、「今年は宴会はせずに、花を見て写真を撮る」「歩きながらの花見を実行しようと思います」「車の中から桜を見るつもり」などが挙げられた。濃厚接触を避けつつも、春の風物詩である桜を楽しむつもりの人が多めな様子がうかがえた。
しかし、中には「有名な桜スポットに行く」「鶏の唐揚げをたくさん作る」といった回答も見られ、例年通り「お花見」を楽しみにしているようにも見える人もいるようだ。
まだまだ感染拡大が続く中、できるだけ濃厚接触を避けるスタイルでの花見をすることをおすすめしたい。
関連記事
- トイレットペーパー買い占め元凶はデマだけか メディア報道に潜む「大罪」――データで迫る
新型コロナの余波でトイレットペーパー買い占めが。デマだけでない本当の元凶とは? メディア記事データや専門家の分析から迫る。 - 「新型コロナ受けて急にテレワーク」が必ず失敗する理由――第一人者に聞く
新型コロナ対策で急に進むテレワーク。もともと機能していなかった職場では問題発生の危険も。起り得るトラブル、企業と働き手の向き合い方を第一人者に聞く。 - 新型コロナで京都・訪日客消滅――“人よりサルが多い”非常事態に迫る
新型コロナの影響で京都から訪日客が消えた。過剰気味だった彼らの突然の消失は古都の経済に甚大な衝撃。京都在住の社会学者が迫真のルポ。 - 新型コロナで中国人の“引きこもり消費”加速――室内で不思議なブームも
新型コロナ騒動で外出制限掛かった中国人。「引きこもり消費」とも言うべき不思議なスタイルが発生している。中国語系SNSのつぶやきビッグデータから迫る。 - 新型コロナ防止のため「働き方改革」できない企業に明日が無い、真の理由
新型コロナの影響が深刻化。企業やビジネスパーソンはどう立ち向かうべきか? 筆者は「働き方改革・IT化」が結局のカギになると分析。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.