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トイレットペーパー、買い占めで売り上げ「6倍」に――新型コロナで“パニック消費”:POSデータから判明(2/2 ページ)
新型コロナで広がる“買い占め騒動”。実際にトイレットペーパーが前月の6倍売れた日があったことが明らかになった。デマや買い占め報道の影響とみられる。
デマ・買い占め報道による“パニック消費”
この日はTwitter上で「トイレットペーパーが品薄になる」というデマツイートが出た翌日で、メディアでもトイレットペーパーに関する「デマ」と「買い占め」についての報道量が急増したタイミングに当たる。SNSのデマ情報やメディアの買い占め報道が、消費者行動に実際に強烈な影響を与えていることが改めて証明された形だ。
また、食品スーパーでの食品カテゴリー(生鮮食品を除く)の商品についても伸び率をランキング化した。1位の「デザートの素」(前年同月比約1.4倍)や2位「調理済みカレー(レトルトカレーなど)」といった、自宅で簡単に調理できる食品が上位に並んだ。新型コロナによる外出自粛を受けた、自宅での“籠城”を意識した商品がやはり多く買われているようだ。
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