ニュース
3月上旬はダメだと思ったが…… ワークマンがコロナショックを乗り越え絶好調:通期でも好調
3月のコロナショックで大手アパレルは大打撃を受けた。一方、ワークマンは好調だった。
国内の大手アパレルが3月のコロナショックで苦戦する一方、ワークマンにはどのような影響があったのか。
ワークマンは4月1日、2020年3月度の月次データを公表した。3月の既存店売上高は117.7%(対前年同月比)、客数は116.8%(同)、客単価は100.8%(同)となった。3月上旬は外出を控える傾向が強まり販売への影響が出ていたが、中旬以降は回復基調になったとしている。
例年より気温が高かったことから、ショートソックスや長袖Tシャツ、サマーカーゴパンツの販売が伸びた。また、アウトドア・スポーツ向けのクライミングパンツやシェルジャケット、アスレシューズも好調だったという。
2019年4月〜20年3月、ワークマンの既存店売上高は125.7%(対前年同期比)、客数は119.8%(同)、客単価は104.9%(同)となり、通期で“絶好調”の結果となった。4月も政府や自治体による外出自粛要請が続いているが、ワークマンは好調を維持できるか。
関連記事
- 新型コロナが“あの”外食チェーンを直撃 一方で松屋、スシロー、鳥貴族が順調なワケ
新型コロナウイルスの感染が広がる。外食チェーンへの影響はどうなっているのか。各社の最新動向を探った。 - スシローとくら寿司 「価格帯」と「シャリ」から見えた戦略の“決定的”な違いとは
大手回転寿司チェーンのスシローとくら寿司。標準的な寿司の重さはほぼ一緒。しかし、価格とシャリの違いから戦略の違いが見えてきた。 - ワークマンの大ヒットは、「安いのに高機能でオシャレ」だからではない
ワークマンの勢いが止まらない。今年4月の国内店舗数はユニクロを超え、売上高も大幅に伸ばしているのだ。同社の成功要因として「激安なのに高機能でオシャレ」といった指摘が多いが、本当にそうなのか。筆者の窪田氏は違った見方をしていて……。 - 「なぜ売れるか分からない」 ドンキ化したファミマの人気商品に幹部が困惑
ドン・キホーテのノウハウを取り入れた共同実験店が6月にオープンした。店舗の売れ筋商品を分析したところ、ある商品が上位に食い込んだ。ファミマの幹部は「なぜ売れるのか分からない」と原因を分析しきれていない。 - レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.