新型コロナウイルスの感染が拡大している中、90.3%の葬儀社が「葬儀の規模や内容について変化がある」と答えていることが、ユニクエストの調査で分かった。「新型コロナの感染を気にされているお客さんの割合が増えている」と答えたのは96.4%、「会食など、人が集まってしゃべる状況を敬遠するお客さんの割合が増えている」は78.8%という結果に。
新型コロナ感染者の遺体を受けている葬儀社は、どのくらいあるのだろうか。「対応準備中」が49.4%、「予定なし」が42.4%に対し、「受け入れている」のは8.2%にとどまった。
「受け入れている」または「対応準備中」と答えた葬儀社に、受け入れ時の対応内容を聞いたところ「関係するスタッフの防護服(マスク、手袋、ゴーグルなど)」(93.8%)が最も多く、次いで「安置中の面会禁止」(79.2%)、「火葬場への入場制限」(70.8%)、「保健所への報告」(52.1%)、「1日の受け入れ制限を設定」(33.3%)と続いた。
インターネットを使った調査で、ユニクエストが提供するサービスと提携している葬儀社86社が回答した。調査期間は4月6日から13日まで。
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