コラム
10万円を殺す麻生、100万円を生かす角栄(2/2 ページ)
国民民主党など野党が求めていた一人10万円の給付が政府も腹を決め実現するらしいです。遅すぎるという批判もありますが、撤回した前言、厳しい制限をすり抜けられたごくごく一部の世帯のみ30万円という愚策に比べれば何倍もマシでしょう。しかしその給付方法にイチャモンをつける人が……。
真偽はわからないけど昔読んだ田中角栄本に「カネの使い方」を学びました。
お金は生かして使ってこそ価値があるという考え方を実践したのが元総理でロッキード事件有罪犯の田中角栄氏です。
人にお金を渡す時、自分が上だという気持ちをわずかでも持てば全部相手にわかる。100万円渡すときでも『どうかお納めいただけますよう、心よりお願いいたします』と土下座してお願いするんだと、秘書の早坂氏に諭したといいます。
「手を挙げればくれてやる」といった態度にしか見えない麻生氏。吉田茂の孫、麻生太賀吉の子という血脈だけで政治家になれる人と、史上最大の疑獄事件で追い落とされた実力だけで総理になった田中角栄。
コロナ禍の今、日本を助けてくれるのはどちらでしょうか。
あ、何千億円だか何兆円だかかけて作られたマイナンバーシステム、一番必要な時には全くビタ一文役に立たないんですね。天下りできた人以外。(増沢 隆太)
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