2015年7月27日以前の記事
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ホリエモンが語る飲食ビジネス「集客成功の法則」――世界のセレブを落とし続けた「インスタマーケティング」の秘密堀江貴文の「スマホ人生戦略」(3/4 ページ)

IT起業家として、インターネット黎明期から第一線を走り続けているホリエモンこと堀江貴文。堀江の行動原理はしばしば「多動」とも呼ばれているが、その多動的な行動を支えているのは実はスマートフォンだ。堀江は自身の仕事においてPCはほとんど使わず、スマホを使って多くの関係者とコミュニケーションを取りながら複数のビジネスを回している。連載第1回は堀江が携わっている最高級の和牛ブランドを世界に広める飲食事業「WAGYUMAFIA(ワギュウマフィア)」を例に、飲食ビジネスにおける集客を成功させるための法則について語ってもらった。

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掛け合わせの発想がないヤツに、カネは稼げない

 僕が他の起業家よりも、上手に儲(もう)けを生み出し、刺激的なビジネスをやり続けられるのは、掛け合わせの発想を持っているからだろう。

 「既存の価値」と「手持ちの価値」を掛け合わせる。

 僕は子どものころから大量の情報を頭の中に取り込んでいる。インターネットのない時代は、百科事典や科学雑誌をむさぼるように読んだ。現在に至るまで、情報の流入を断つことは、寝ている時間以外にほとんどない。

 昔から生粋の“情報中毒”だった。しかし、単に、情報を頭に詰め込むことが楽しいわけではなかった。それではただのクイズオタクだ。

 既存の価値と、インプットした手持ちの価値を掛け合わせて、何か新しいアイデアを生み出すのが僕は好きだった。そうして考えた最初の事業が、のちのライブドアの躍進へとつながったのだ。

 ビジネスで稼ぐためには、「既存の価値×手持ちの価値」の掛け算をしよう。そうすることで、革新的なアイデアが生み出せる。

 既存の情報の枠組みだけでビジネスを考えていたら、同じ考えのライバルたちと激しく戦わなければならない。だから稼ぐことは難しい。

 だが、既存の価値に、自分オリジナルの価値を掛け合わせれば、枠組みから外れた「ただひとつのアイデア」をつくり出せる。

 そうすれば、自分のルールで、好きなように戦えるのだ。

 僕だけの話ではなく、イーロン・マスクやジェフ・ベゾスなどの世界的な起業家たちも同じだ。テクノロジーをベースにした既存の価値と自分の価値の掛け合わせで、ビジネスを発展させている。

 最近の身近な例では、お笑い芸人・中田敦彦さんのYouTubeも挙げられるだろう。お笑い芸人としての知名度と高いプレゼン能力を掛け合わせて、公式チャンネル「中田敦彦のYouTube大学」をスタートさせた。国内トップクラスの人気チャンネルと言っていいだろう。

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