連載
ホリエモンが語る飲食ビジネス「集客成功の法則」――世界のセレブを落とし続けた「インスタマーケティング」の秘密:堀江貴文の「スマホ人生戦略」(4/4 ページ)
IT起業家として、インターネット黎明期から第一線を走り続けているホリエモンこと堀江貴文。堀江の行動原理はしばしば「多動」とも呼ばれているが、その多動的な行動を支えているのは実はスマートフォンだ。堀江は自身の仕事においてPCはほとんど使わず、スマホを使って多くの関係者とコミュニケーションを取りながら複数のビジネスを回している。連載第1回は堀江が携わっている最高級の和牛ブランドを世界に広める飲食事業「WAGYUMAFIA(ワギュウマフィア)」を例に、飲食ビジネスにおける集客を成功させるための法則について語ってもらった。
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
特別な努力はいらない
スマホで漫然と情報を眺めているだけでは、時間の無駄だ。既存の価値を蓄積しながら、自分オリジナルの価値を掛け合わせる“実験思考”を続けていこう。
そうすればきっと、誰もやらなかった「新しいプラン」が生み出せる。特別な努力などはいらない。スマホを使って自分の趣味にハマり、既存の価値と掛け合わせるだけでできることだ。
僕も日々忙しい中、掛け合わせを実践している。主宰するオンラインサロンや、先ほど紹介したグルメビジネス、そしてさらには宇宙開発事業など、既存の価値と自分がハマった趣味の掛け合わせから新しい展開ができつつある。ときには僕の想定していなかった展開にまで発展して、本当にワクワクする。
「堀江さんはライブドアみたいな大きな会社を、またつくらないんですか?」
たまに、こう聞かれる。その答えは「もうやらない」だ。会社を大きくする掛け算は一度やり尽くした。二度も同じことはやりたくない。
いまは別の新しい掛け算が増え続けて、楽しくてしょうがないという感じだ。
関連記事
- ホリエモンが政治家に頭を下げてまで「子宮頸がんワクチン」を推進する理由
ホリエモンはなぜ「子宮頸がんワクチン」を推進しているのだろうか。その裏には、政治に翻弄された「守れるはずの命」があった。 - 堀江貴文がミュージカル『クリスマスキャロル』で仕掛ける「新時代の舞台ビジネス」
ホリエモンこと堀江貴文が「演劇界の常識破り」に挑戦している。12月11日から15日まで東京キネマ倶楽部で、 12月24日から25日まで大阪市の味園ユニバースで計6日間、ミュージカル『クリスマスキャロル』を公演する。公演実施に際して、堀江が演劇を取り巻く状況をどのように捉え、今回の再演に際してどんな対策をしてきたのかをビジネス的な観点からインタビューした。 - ホリエモンが語る「修業期間」を真っ先に捨てるべき、これだけの理由――職人ではなく「経営者」になれ
本当にそれは必要ですか? 経営者としての「ホリエモン流」人生哲学。ビジネスにまつわる「捨てる」ことの意義を、3回に分けて紹介していく。後編は修業期間というものがいかに無意味かに加えて、経営者視点に立つことの重要性をお伝えする。 - 僕の足を引っ張らない社会を作る――ホリエモンが演劇をアップデートする理由
ホリエモンこと堀江貴文氏が主演を務め、現在公演中のミュージカル『クリスマスキャロル』。そもそもなぜホリエモンは芝居をやっているのだろうか? その真意を探った。 - ホリエモンプロデュースの「WAGYUMAFIA」 代表・浜田寿人が語る急成長の舞台裏――知られざる挫折、転落、苦悩
“和牛輸出王”浜田寿人の生き様を通して、最高級の和牛ブランドを世界に広めているWAGYUMAFIAのビジネスモデルに迫る――。設立からわずか3年で急成長を続けるWAGYUMAFIAは、国内では堀江の事業というイメージが強いかもしれない。だが、実質的にトータルプロデュースと海外戦略を担当しているのは浜田だ。前編ではWAGYUMAFIAの現状と、ソニー本社に最年少で入社後、映画会社を立ち上げるなど若くして起業家として活躍してきた浜田の“挫折”について聞いた。 - ホリエモンが「ピロリ菌検査」と「HPVワクチン」を推進し続ける真意
ホリエモンこと堀江貴文が「予防医療」の必要性と意義を語る――。今回は「ピロリ菌検査」と、子宮頸がんを予防するための「HPVワクチン」を推進し続ける真意について。 - ホリエモンがRIZAP社長に聞く――顧客の意識を変えてきた戦略の秘密とは?
ホリエモンこと堀江貴文氏と、RIZAPグループの瀬戸健社長の対談の模様を前後編にわたってお届けする。前編ではRIZAPがダイエットビジネスで顧客の意識を変えてきた秘密に迫り、後編ではRIZAPとして新たに取り組む糖尿病予防ビジネスの戦略を聞く。 - 元カノが子宮頸がんになった過去……ホリエモンがハヤカワ五味と語る「予防医療と検診の必要性」
ホリエモンこと堀江貴文氏と、女性ファッションデザイナーで実業家のウツワ社長ハヤカワ五味氏が対談。見えないニーズを掘り起こし革新的なビジネスモデルを築いてきた異端の起業家2人が今、最も注目しているのが「予防医療」の分野だ。社会課題を解決し、将来的な顧客をどのように育てていく術があるのか、2人の起業家の対談からヒントを得たい。前編は防げる病である子宮頸がんや大腸がんの現状について思うところを語ってもらった。 - ホリエモンが課題だらけの医療業界を斬る! 「大学の医学部で経営も教えるべき」
ホリエモンこと堀江貴文が「予防医療」の必要性と意義を語る――。今回は医療業界の課題を指摘するとともに、一般の人が気付いていない糖尿病の怖さについて語った。 - ホリエモンが「ピロリ菌検査」と「HPVワクチン」を推進し続ける真意
ホリエモンこと堀江貴文が「予防医療」の必要性と意義を語る――。今回は「ピロリ菌検査」と、子宮頸がんを予防するための「HPVワクチン」を推進し続ける真意について。 - ホリエモンが糖尿病の「不都合な真実」をホラー映画で訴える理由
ホリエモンこと堀江貴文が「予防医療」の必要性と意義を語る――。今回は堀江氏などが現在製作中の映画「糖尿病の不都合な真実」(仮)について。 - ひろゆきの提言(1)――「1人産めば1000万円支給」で少子化は解決する
ひろゆきこと西村博之氏が、令和時代を迎える日本が今後どんなふうにヤバくなるのか、沈みゆく日本で生き抜くためにはどうしたらいいのかを3回にわたって提言する。第1回目は少子化問題について――。 - ひろゆきが斬る「ここがマズいよ働き方改革!」――「年収2000万円以下の会社員」が目指すべきこと
平成のネット史の最重要人物「ひろゆき」への独占インタビュー。ひろゆきの仕事観・仕事哲学を3回に分けて余すことなくお届けする。中編のテーマは「働き方」――。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.