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ホリエモンプロデュースの「WAGYUMAFIA」 代表・浜田寿人が語る急成長の舞台裏――知られざる挫折、転落、苦悩:浜田寿人の肖像【前編】(1/5 ページ)
“和牛輸出王”浜田寿人の生き様を通して、最高級の和牛ブランドを世界に広めているWAGYUMAFIAのビジネスモデルに迫る――。設立からわずか3年で急成長を続けるWAGYUMAFIAは、国内では堀江の事業というイメージが強いかもしれない。だが、実質的にトータルプロデュースと海外戦略を担当しているのは浜田だ。前編ではWAGYUMAFIAの現状と、ソニー本社に最年少で入社後、映画会社を立ち上げるなど若くして起業家として活躍してきた浜田の“挫折”について聞いた。
「ニッポンの和牛を世界へ」――。そんなコンセプトを掲げ、最高級の和牛ブランドを世界に広めているWAGYUMAFIA(ワギュウマフィア)をご存じだろうか。
世界中の名高いシェフから注目される和牛の輸出と、元サッカー選手のデビッド・ベッカムやシンガーソングライターのエド・シーランなど、世界中のセレブをファンに持つ高級レストランを運営する企業だ。世界最高峰と言われたレストラン「エル・ブジ」を手掛け、料理界の頂点を極めたと言われるアドリア兄弟の弟アルベルト・アドリアをはじめ、世界的に名高いシェフがWAGYUMAFIAとポップアップイベントを開いていて、海外でも話題になっている。
そのトータルプロデュースをしているのは、和牛の世界的なサプライヤーとして知られるWAGYUMAFIA代表取締役の浜田寿人。起業家の“ホリエモン”こと堀江貴文と共同で 2016 年に設立した。これまで世界85都市以上を巡り、神戸牛と尾崎牛のポップアップのワールドツアーを開催。世界の有名シェフとコラボしながら、高級レストランに神戸牛と尾崎牛を輸出することに成功している。
積極的な出店を始めたWAGYUMAFIA
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