三越伊勢丹は首都圏6店舗を営業再開 都心の大型店、6月上旬にかけて営業拡大へ:「SHIBUYA109」は6月1日から
緊急事態宣言が全国で解除になったことを受けて、首都圏の大型店舗などを臨時休業していた企業が相次ぎ営業再開を決めている。三越伊勢丹HDは、5月30日から首都圏6店舗の営業を再開。高島屋は、都心の店舗などで全館営業を再開させた。
5月25日に緊急事態宣言が全国で解除になったことを受けて、首都圏の大型店舗などを臨時休業していた企業が相次ぎ営業再開を決めている。三越伊勢丹ホールディングス(HD)は、5月30日から首都圏6店舗の営業を再開すると発表。高島屋は27日、生活関連商品以外の売り場も含めた全館営業を再開させた。各社とも、店内では引き続き感染防止対策を実施しながら、経済活動の回復を図る。
三越伊勢丹HDは4月8日以降、三越日本橋本店、伊勢丹新宿本店、三越銀座店、伊勢丹立川店、三越恵比寿店、伊勢丹浦和店の6店舗について、食品フロアを含めて全館で臨時休業していた。5月30日からは営業時間を午前11時〜午後7時とし、全館で営業を再開。「エムアイプラザ」などの小型店27店舗も同日から再開する。6月13日からは、通常の営業時間に戻す予定だという。
高島屋は5月18日から、日本橋高島屋ショッピングセンターやタカシマヤタイムズスクエア(新宿)など都心の店舗を含めて、生活関連商品を扱う売り場で営業を再開していた。27日からは、全国の18店舗で全館営業を再開。多くの店舗で営業時間を短縮している。
J.フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店は、5月30日から全16店舗で土日の営業を再開する。5月中旬以降、全館営業を再開した店舗では、平日のみの営業となっていた。食品売り場のみを営業していた大丸東京店、松坂屋上野店は26日から、大丸札幌店も27日から全館営業となっている。また、6月1日からは各店舗の営業時間をそれぞれ1時間拡大する。
都心の大型店舗では、東京・渋谷駅前のファッションビル「SHIBUYA109」が6月1日から営業を再開。当面の間、午前11時〜午後7時の時間帯で営業する。同店では、4月4日から臨時休業していた。
大型ファッションビルでは、パルコも6月1日から、池袋や渋谷、札幌などの11店舗を営業時間を短縮した上で再開する。5月中旬以降、首都圏や北海道以外の店舗の営業を順次再開させてきたが、6月からは全店舗で営業となる見通しだ。
駅ビルを中心にショッピングセンターを展開するルミネは、6月3日から「ルミネ」「ニュウマン」各店舗の営業を再開すると発表。同社は4月8日から、池袋や新宿などの5店舗で全館臨時休業していたほか、その他の9店舗では一部の食品ショップのみの営業となっていた。
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