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withコロナの時代、ローソンで何が売れたのか ランキングを発表:時短・簡便ニーズの高まり
ローソンが5月に特に売れた商品カテゴリーを発表。新型コロナの影響で日常的に利用する商品が好調だった。
ローソンは6月3日、5月に特に売れた商品カテゴリーを公表した。冷凍食品の販売高は約3割増(前年同月比)、牛乳(900ミリリットル以上)が約2割増(同)、納豆が約1割増(同)、玉子が約1割増(同)という結果になった。
ローソンでは、冷凍食品、日配品、惣菜といった日常商品の品ぞろえを強化している。背景にあるのは、スーパーで買うことが多い食品や日用品をコンビニで購入する時短・簡便ニーズが高まっていることだけでなく、新型コロナウイルスの影響で自宅で食事をする機会が増えたことがある。
冷凍食品はもともと大手コンビニが品ぞろえを強化してきたカテゴリーであるが、コロナ禍でさらに売れるようになったようだ。
5月におけるローソンオリジナル冷凍食品の販売数ランキングは次の通り。
「おかず・つまみ」では、1位が「フライドポテト」(税込130円、以下同)で、「焼餃子」(149円)、「鶏のから揚げ」(248円)と続く。フライドポテトは太めに切って揚げているのが特徴で、5月の合計販売数は前年同月比で約3割増となった。
「ご飯」では、1位が「炒飯」で、「海老ピラフ」「高菜ピラフ」(いずれも138円)と続く。「麺類」では、1位が「讃岐うどん 2食入」(129円)で、「ソテースパゲティナポリタン」「スパゲティミートソース」(いずれも238円)と続く。
ローソンはスーパーと同価格帯の納豆などを投入しており、今後も日常商品のラインアップを強化していくとしている。
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