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すき家が「牛カルビ丼」を発売 2年半かけて開発した新しいカテゴリーの商品:カルビ肉を1食1食焼き上げる
すき家が牛カルビ丼を発売する。特製カルビだれを絡めたカルビ肉を注文ごとに1食1食焼き上げて提供する。牛丼やカレーとは違う新たなカテゴリーの商品だと位置付けている。
大手牛丼チェーン「すき家」を運営するすき家は、6月17日に「牛カルビ丼」(税込550円、以下同)を発売する。
牛カルビ丼は、「特製カルビだれ」を絡めたカルビ肉を注文ごとに1食1食焼き上げて提供する商品。別添えの「すき家特製甘だれ」をかけて味の変化を楽しむ。また、とろけるチーズがカルビだれとからむ「チーズ牛カルビ丼」(700円)、キムチをトッピングした「キムチ牛カルビ丼」、もやしやほうれん草のナムルをトッピングした「ナムル牛カルビ丼」(いずれも680円)も同時に販売する。
焼いた肉を丼にのせて提供するスタイルの「東京チカラめし」チェーンが一時期店舗数を急激に増やしたことがあったが、すき家がこのような調理法の丼を全国規模で販売するのは初めてだという。なお、すき家は一部店舗で実験的に「牛カルビ焼丼」を販売していたことがある。
牛カルビ丼の開発には2年半かかっており、同社は「牛丼」「カレー」「海鮮丼」とは違う新たなカテゴリーの商品だと位置付けている。広報担当者は「年齢や性別に関係なく、多くのお客さまに楽しんでいただきたい」と意気込んだ。
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