ダイハツ、新型「タフト」を発売 軽SUV市場に新モデル投入:日常からレジャーまで対応
ダイハツ工業は、新型軽自動車「タフト」を発売した。幅広い用途で使える主力車種と位置付け、スズキの人気車種「ハスラー」が代表的な軽SUV市場に投入する。力強さを表現したデザインや、室内の使いやすさが特徴だ。
ダイハツ工業は6月10日、新型軽自動車「タフト」を発売した。幅広い用途で使える主力車種と位置付け、スズキの人気車種「ハスラー」が代表的な軽SUV市場に投入する。月4000台の販売を目指す。
新型タフトは、2019年に発売した新型「タント」「ロッキー」に続いて、同社の新たな開発手法「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャ)」を採用して開発した。名称は「Tough & Almighty Fun Tool」の頭文字を取っており、日常からレジャーまで幅広く使えるクルマを目指している。
大きな特徴はデザインだ。印象的なスクエア(四角い)ボディー、大径タイヤ、高い地上高とリフト感を強調するバンパーなどによって、SUVらしいタフさや力強さを表現。ヘッドランプとリヤコンビネーションランプでも、車両のワイド感と個性を強調している。
前席の天井には、ガラスルーフ「スカイフィールトップ」を全車標準装備。明るく開放的な空間をつくることができる。
また、室内の使いやすさも高めた。多彩な収容スペースを備えた前席を「クルースペース」、自在にアレンジ可能な後部を「フレキシブルスペース」として提案。フレキシブルスペースでは、シートを倒すと、背もたれの部分と荷室が段差なくつながり、ドアパネルとの隙間もなくなる。完全なフラットの状態にできるという。
安全装備では、新開発のステレオカメラを採用し、衝突回避支援ブレーキ機能の対応速度を引き上げたほか、夜間の歩行者検知を可能にした。また、同社初の電動パーキングブレーキも採用している。
メーカー希望小売価格は、135万3000円〜173万2500円(税込)。
関連記事
- ダイハツ、新型「タフト」の先行予約開始 人気の“軽クロスオーバー”を投入
ダイハツ工業は4月1日、新型軽クロスオーバー「タフト」の先行予約を開始した。発売は6月を予定している。 - トヨタ、新型車「ヤリスクロス」を初公開 都市型SUVに新モデル
トヨタ自動車は、新型SUV「ヤリスクロス」を世界初公開。主力コンパクトカー「ヤリス」をベースにした新たな車種で、都市型SUVの需要を取り込む。国内では2020年秋に発売予定。 - スズキ、「ハスラー」を全面改良 室内スペースを広く、使いやすく
スズキは、SUV型の軽自動車「ハスラー」を全面改良し、2020年1月20日に発売すると発表した。新世代プラットフォームを採用し、室内空間を広げて使い勝手を向上させた。 - 「車中泊」仕様の日産セレナが登場 折りたたみベッドや収納アイテムを搭載
日産自動車「セレナ」の“車中泊”仕様「マルチベッド」が2月10日に発売。快適に過ごせるベッドシステムなどを備え、車中泊ニーズを取り込む。 - トップの「N-BOX」も5割減 5月の新車販売、新型コロナの影響大きく
5月の国内新車販売は、ホンダの軽自動車「N-BOX」が6カ月連続で首位となったが、前年同月と比べると約5割の減少だった。新型効果で「ヤリス」「フィット」などは堅調だが、売れ筋車種は苦戦している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.