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吉野家が「牛たん麦とろ御膳」を発売 開発に5年かけて全国販売にこぎつける:鉄鍋で焼き上げる
吉野家が「牛たん麦とろ御膳」を発売する。開発に5年かけた商品。4年前に一部店舗で実験的に販売したが全国展開には至らなかった。
吉野家は6月18日、「牛たん麦とろ御膳」(税別868円、以下同)を数量限定で発売する。
牛たん麦とろ御膳は、牛鍋で焼き上げる牛たん、とろろ、おくら、もち麦ごはん、みそ汁がセットになった商品。牛たんには、ローストした玉ねぎ、長ねぎ、ガーリックを使った「特製ねぎ塩だれ」をからめている。また、トッピングとして刻んだ青ねぎが提供される。
食感や粘りを楽しめるよう、とろろには長いも、大和いも、大薯いもの3種を配合している。とろろ、おくら、もち麦ごはんと一緒に食べることで、牛たんの味をより楽しめるようになるという。
吉野家は、主力食材である牛肉のさまざまな部位を使った商品開発を進めている。牛たんの開発は2015年にスタートした。16年には一部店舗で牛たんを使った商品を試験的に提供したが、食材の流通量、商品と価格の兼ね合い、店舗オペレーションなどの壁が立ちはだかり、全国販売には至らなかった。その後、試行錯誤を続けて全国販売にこぎつけたという。
4年ぶりの“リベンジ”となる牛たんはお客に支持されるか。
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