調査リポート
5割が「収入減少」、海外在住の日本人:2カ月収入なし
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、海外で暮らす日本人はどのような影響を受けているのだろうか。収入を聞いたところ……。ロコタビ調べ。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、「収入が減った」といった声をよく聞くようになったが、海外で暮らす日本人はどのような状況なのだろうか。海外の94カ国に住む日本人に聞いたところ、全体の49.1%は「収入が減少した」と答えていることが、ロコタビの調査で分かった。
「収入が減った」という人の内訳をみると、「5割以上」が最も多く24.0%、次いで「2割以下」が13.5%、「5割から2割」が11.6%。「変化なし」と答えたのは47.0%、「増収」と答えたのはわずか3%だった。
仕事への影響に関するデータをみると「悪化(やや悪化を含む)」と答えたのは65%。「新型コロナウイルスが海外在住⽇本⼈の仕事に多⼤な影響を及ぼしていることが浮き彫りになった」(ロコタビ)
海外在住の日本人からは「日本からの通訳、コンサルタント依頼が皆無」(ドイツ、60代、コンサルタント)、「仕事が不安定。ベトナムへ移住し転職予定だが移住が困難」(マレーシア、40代、ITインターネット)「ケニアの山奥で温泉サウナがある宿を経営している。国際便の乗り入れが停止になり2カ月間収入がなく大変困っている」(ケニア、50代、観光)といった不安の声があった。
海外94カ国に暮らす日本人2155人が回答した。調査期間は6月4日から9日まで。
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