ニュース
コロナ禍転職不況、中でも「特に厳しい意外な人材」とは?――独自データで分析:doda編集長に聞く(3/3 ページ)
コロナ禍で転職市場が悪化、急速に買い手市場に。中でも求人が特に激減している「人材の層」があるという。dodaの独自データから分析。
コロナ禍で求人が増えている業種とは?
喜多編集長が挙げるのはIT系、中でも企業のDX(デジタルトランスフォーメーション。デジタル化による変革)化に関わる仕事だという。従業員の在宅勤務に合わせたサーバなどインフラの増築、ネット環境の整備、情報セキュリティの構築といった業務が代表的だ。
喜多編集長によると、外食など従来はそれほど関心の高くなかった業界でも、宅配サービスの急速な強化のためDX化の専門人材を求め始めているという。「コロナ禍前のDXは、どちらかと言うと実態のないDXだった。DXで何をしたいか明瞭に言える会社は少なかったと思う。コロナ禍という分かりやすい変化が起きたことで、社内でやるべきことが見つかるようになったのは大きい」。
関連記事
- コロナ後もテレワーク、「オフィス消滅」企業が続々
コロナ対応で進むテレワーク化。終息後も思い切って「オフィスを無くす」企業が続々と登場。本当に職場は不要か、意外なメリットにも迫る。 - 緊急事態宣言解除後、「通勤という因習」は復活したのか――ビッグデータで解明
コロナ禍で進んでいたテレワーク。では緊急事態宣言解除後、通勤はどれくらい「復活」したのか。オフィス街の滞在人口のビッグデータから解明。 - コロナで京都のゲストハウス「絶滅」危機――“古都にふさわしくない”宿は駆逐されるのか
コロナ禍で打撃を受ける京都の観光業界。中でも苦境にあるのがゲストハウスだ。「古都にふさわしくない」論もある中、どう生き残れるのか? - コロナ後、テレワークは結局「無かったこと」になるのか――第一人者に直撃
コロナ対策で急速に進んだテレワーク。今後「無かったこと」になるのか、それとも「新しい働き方」になるか。テレワーク研究の第一人者に直撃。 - 高齢者は朝のドラッグストアへ本当に「殺到」したか 購買データで解明
ドラッグストアに朝「殺到」しているのは本当に高齢者か。購買データから真相を解明した。「トイレットペーパー買い占め」騒動時の動静も明らかに。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.