ニュース
OWNDAYSがリモート視力測定を導入 「ウィズコロナ」 に向けた働き方改革でスタッフの生産性向上を目指す
OWNDAYSはスタッフが客に一切接することなく視力測定を行える「リモート視力測定システム」を開発した。
アイウェアの製造販売を手掛けるOWNDAYS(那覇市)は、店頭の新型コロナウイルスの感染予防対策として、スタッフが客に一切接することなく視力測定を行える「リモート視力測定システム」を独自開発したと発表した。現在は国内10店舗に導入していて、今後は全店舗に導入していく。
リモート視力測定では、全国の店舗に設置された視力測定機と、東京本社のコントロールセンターにある機器を専用回線でつなぐ。店舗に専門のスタッフがいなくとも、遠隔で店舗に設置された測定機を操作し、無人のまま視力測定ができるようにした。
利用者は店舗の視力測定機横に設置されたモニターに映る本社側のスタッフと会話をしながら、視力測定を受けられる。利用者とスタッフが接触しないまま視力を測定できるため、新型コロナウイルス感染予防対策として有効となる。
さらに、店頭勤務のスタッフ数を減らせるほか、経験豊富なスタッフが遠隔で対応することができるため、熟練した検査を地域差によらずに提供できるようになるという。本社側に外国語に対応できるスタッフがいるため、訪日外国人利用者の視力測定も全国で対応可能となる。
また、本部勤務者は自粛解除後もテレワークを継続的に実施することで、通勤時間をなくし業務の効率化を図る。同社は「今後もITの力を借りて社員一人あたりの生産性を向上し、スタッフ3割減、労働時間3割減、売上100%維持、給与100%維持を全社目標として新たに掲げ、働き方改革を更に促進して参ります」とコメントしている。
関連記事
- メガネのOWNDAYSが「内定取り消し」を受けた学生向けに追加採用を実施 新型コロナで
OWNDAYSは、 新型コロナの影響で内定取り消しとなった学生を対象に、2020年4月入社枠の臨時採用を実施する。 新型コロナの影響で業績悪化を懸念した企業が相次いで新卒者の内定を取り消している事態を受けた対応。臨時採用では通常実施している書類選考を免除し、 一次面接・最終面接による選考となる。 - 「人生の“選択”には意味がない」――倒産寸前の会社を再建した『破天荒フェニックス』、OWNDAYS田中修治社長の経営哲学
2020年がいよいよ幕を開けた。年初にふさわしい企業経営者のインタビューを前後編でお届けする。多額の債務を背負い、債務超過で倒産寸前だったメガネ製造販売チェーンの「OWNDAYS」を30歳のときに買い取り、10年足らずで再建を果たした田中修治社長だ。前編ではOWNDAYSが海外に進出する際に何を重視していたのか、なぜ日本企業の海外進出は奏功しにくいのかを聞いていく。 - 「成功はアート、失敗はサイエンス」――倒産寸前の会社を再建した『破天荒フェニックス』、OWNDAYS田中修治社長が語る「会社経営失敗の法則」
2020年がいよいよ幕を開けた。多額の債務を背負い、債務超過で倒産寸前だったメガネ製造販売チェーンの「OWNDAYS」を30歳のときに買い取り、10年足らずで再建を果たした田中修治社長のインタビューを前後編でお届けする。後編となる第2回目では、OWNDAYS再建時に大切にしていた考え方に迫っていく。人材採用や社員教育など話は多岐にわたった。 - 『倒産の前兆』を見抜くために――1日22社が倒産する中で知るべきは「成功」よりも「失敗の公式」
連載「あなたの会社は大丈夫? 『倒産の前兆』を探る」最終回となる今回は、倒産する企業に共通する「失敗の公式」について帝国データバンク情報部にインタビューした。同社の情報部は、50年以上にわたって企業の倒産について調査・分析を続けている倒産情報の「プロフェッショナル集団」だ。『倒産の前兆 (SB新書)』の舞台裏についても掘り下げたい。 - 新型コロナウイルスで上場企業も大打撃 半数以上が業績に影響
東京商工リサーチは、新型コロナウイルスが上場企業に及ぼした影響について調査し、その結果を発表した。3月6日午後2時までに情報開示した上場企業436社に加え、自主的な開示はないものの、東京商工リサーチの独自調査で何らかの影響が判明した上場企業25社、合計461社の上場企業の対応をまとめている。 - 新型コロナウイルス、中小企業へどんな影響を及ぼした? 最多は「サプライチェーンに支障」
東京商工リサーチは、無作為に選出した全国の中小企業174社に新型コロナウイルスの影響についてヒアリングし、その結果を発表した。調査は2月28日に実施。地域や業種を問わず、各方面に深刻な影響が及んでいることが分かった。飲食業、クルーズ船運営と、観光などで成り立っていた業種から倒産が出ている。 - 突如、明らかになった簿外債務35億円 最後まで説明責任を果たさなかった婦人用バッグ卸が示す「倒産の図式」
成功には決まったパターンが存在しないが、失敗には『公式』がある。どこにでもある普通の企業はなぜ倒産への道をたどったのだろうか。存続と倒産の分岐点になる「些細な出来事=前兆」にスポットを当て、「企業存続のための教訓」を探る。 - 借り入れ依存度9割弱 金融機関の支援で「延命」されていた長野県有数の中小企業がたどった末路
成功には決まったパターンが存在しないが、失敗には『公式』がある。どこにでもある普通の企業はなぜ倒産への道をたどったのだろうか。存続と倒産の分岐点になる「些細な出来事=前兆」にスポットを当て、「企業存続のための教訓」を探る。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.