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プロスポーツの無観客試合、「まだ踏み切らない方が良かった」は3割:コロナ禍でのスポーツ観戦
相次ぎプロスポーツの無観客試合が開催。「まだ踏み切らない方が良かった」人は3割に。リサーチ会社が調査。
新型コロナウイルス対策で、プロ野球やJリーグでは相次ぎ無観客での開幕戦が開催された。リサーチ会社のクロス・マーケティング(東京都新宿区)の調査によると、「プロスポーツの無観客試合(リモートマッチ)」に対して約7割の人が歓迎の、3割は時期尚早との見方を示した。新型コロナでプロスポーツの試合実施を危ぶむ意見がある一方、再開を切望していた人も多かったようだ。
上の年代ほどより歓迎ムード
調査は同社が7月3日、全国の20〜69歳の男女1100人にネット上で実施した。
まず「プロスポーツの無観客試合(リモートマッチ)についてどう思うか」と質問したところ、「開催されて良かった」が69.2%に上った。逆に「まだ開催に踏み切らない方が良かった」は30.8%となった。特に上の年代ほど歓迎する人が多い結果になった。
さらに「昨今の状況下で、プロスポーツに関連して増えそうだと思うこと」についても聞いたところ(複数回答可)、「ファンがTV、インターネットで試合経過や結果をチェックすること」が35%、「人数制限ありの観戦可能なチケットの倍率」が27%で上位に上った。やはり、ファンの間でもコロナ対策に対応したスポーツ観戦の楽しみ方を模索する動きが今後は広がりそうだ。
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