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「JC・JK流行語大賞2020年上半期」コトバ部門1位は「◯◯しか勝たん」 アーティストはSNS活用が鍵

女子中高生向けのマーケティング支援などを手掛けるAMF(東京都港区)は、2020年1月から6月までのトレンドをまとめた「2020年上半期の流行語大賞」を発表した。同大賞は「JCJK調査隊」のメンバーのアンケートをもとに選考会を開催し、「ヒト・モノ・アプリ・コトバ」の4部門に分けて選出している。

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 女子中高生向けのマーケティング支援などを手掛けるAMF(東京都港区)は、2020年1月から6月までのトレンドをまとめた「2020年上半期の流行語大賞」を発表した。同大賞は「JCJK調査隊」のメンバーのアンケートをもとに選考会を開催し、「ヒト・モノ・アプリ・コトバ」の4部門に分けて選出している。

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「2020年上半期の流行語大賞」のアプリ部門でZoomが1位に(写真提供:ゲッティイメージズ)

 「コトバ部門」1位に選ばれたのは「◯◯しか勝たん」だった。◯◯には好きなアイドルやモノの名前が入り、それに勝るものはないと褒めたたえる際に使用される。「◯◯は正義」という表現の2020年版とされ、女子中高生は指ハートのポーズと共に撮影しSNSに投稿した。

 2位は緊急事態宣言で外出できないなか自宅でカフェ気分を楽しむ「おうちカフェ」。Instagramでは「#おうちカフェ」のタグがついた投稿が457万件を超えるなど、社会現象となっている。

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Instagramでは「#おうちカフェ」のタグがついた投稿が457万枚を超えた(Instagramより)

 アプリ部門首位はWeb会議サービス「Zoom」だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中高生はZoomでオンライン授業を受けたほか、クラス全体Zoomで友達を作り交流を深めるなど、学校生活に必要不可欠なツールとして女子中高生に浸透した。

 モノ部門は、TWICEなどが所属する韓国大手事務所JYPとソニーミュージックによる共同プロジェクト「虹プロ」こと「Nizi Project」が1位を獲得。2位には販売本数が1300万本を突破し、世界的ヒットとなっている「あつまれどうぶつの森」が選出された。

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モノ部門の2位には販売本数が1300万本を突破した「あつまれどうぶつの森」が選出された(写真提供:ロイター)

 「ヒト部門」1位は、ボカロPのAyaseとシンガーソングライターのikura(幾田りら)による2人組音楽ユニットの「YOASOBI」。TikTok発アーティストとしてデビュー曲「夜に駆ける」が大ヒットした。

 3位の「瑛人」は、デビュー曲「香水」がインディーズ・アーティスト初のストリーミングチャートで首位を獲得。YouTubeではオリエンタルラジオの藤森慎吾やチョコレートプラネットがMV(ミュージックビデオ)をまねするなど、派生動画も再生回数を伸ばしている。

 AMFはどのアーティストも楽曲をリリースするだけではなく、SNSを巧みに利用することで成功を収めていると分析している。

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2020年上半期の流行語大賞

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