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サブスクを成功させるか、失敗させるか、キモは「3+1」100年前からあるビジネスモデル(1/4 ページ)

多くの企業がサブスクビジネスを始めている。当初の目標を達成できずに苦しんでいるところも多いようだが、どこに問題があるのか。成功事例をひも解くと、共通点が見えてきて……。

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 近年、大企業からスタートアップまで数多くの企業がサブスクリプション(サブスク)ビジネスを始めています。しかし、残念ながら、当初の成長目標を達成できずに苦しんでいる企業も少なくありません。そのような中、サブスクビジネスで成功している事例をひも解くと、共通点「3+1の要素」が見えてきます。

サブスクとは何か

 サブスクとは、一体どのようなビジネスモデルなのでしょうか? ユーザー視点では「一定期間・一定金額で、あらかじめ定められた量×質のサービス利用または物品購入ができる購買体験」が一般的な定義です。

 企業から見ると「お客さまと直接つながり、お客さまとの関係性を継続化、かつ長期化することができるビジネスモデル」と言えるでしょう。

 私は、サブスクの特徴として、以下の3つの要素に注目しています。

 (1)自社のサービス/製品を、ユーザーにとって納得感のあるカタマリに「パッケージ化」すること

 (2)ユーザーを管理し、そしてサービス/製品をユーザーに直接届ける「サプライチェーン」をつくること

 (3)ユーザーが割安感を感じる「価格設定」を実現すること

 この3つの要素から、サブスクの成功要因を考察していきたいと思います。

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