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島村楽器が「着けたまま管楽器を演奏できるマスク」を発売、1枚1680円:顧客のニーズに商機見いだす
島村楽器は着けたままリコーダーやサックスなどの管楽器を演奏できる「管楽器対応抗菌消臭立体マスク」を8月18日に発売する。
総合楽器店の島村楽器(東京・江戸川)は8月12日、着けたままリコーダーやサックスなどの管楽器を演奏できる「管楽器対応抗菌消臭立体マスク」を18日に発売すると発表した。全国の店舗と直販サイト「島村楽器オンラインストア」で販売する。価格は1枚1680円(税別)。
マスクに切り込みを入れることによって楽器に直接口をつけられるようにした。マスクの内側にある保護布で開口部をふさげるので、通常のマスクとしても使用できるようにした。フルートとピッコロには対応していない。
カラーはホワイト、ライトグレー、ブラックの3種類で、サイズはSサイズとMサイズの2種類を用意している。
乾燥材のシリカゲル製品の開発や製造を手掛けるテクナード(岐阜県羽島市)と共同で開発した。楽器店である島村楽器がマスクを開発した背景には、コロナ禍により複数の人が集まって演奏することが難しくなっている現状がある。
さらにギターやヴァイオリンなどに比べて、息を使って音を出す管楽器は飛沫感染などのリスクが高いとされてきた。それでも顧客から「ソーシャルディスタンスを保ちつつ、より安全な環境で合奏をしたい」との声が多かったことから、同社は本商品のニーズを見いだし、開発に至ったという。
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