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社長が“VR出社”、社員からは「タメ語」 コロナ禍でも、コミュニケーションがうまくいく会社の秘訣:VR法人HIKKY(1/2 ページ)
リモートワークが広がる中、VR法人HIKKYは“VR出社”を実践している。仮想のオフィスに分身キャラの自分(アバター)を出社させ、業務を執り行う。同社の舟越社長は「リアルでは起こり得ないような考え方が形成される」と力説する。その効果は……?
新型コロナウイルスとの共生が当たり前になりつつある昨今、リモートワークやワーケーションの普及・推進と、働き方も様変わりしてきた。そのような状況下でさらにその先をゆく先進的な働き方を実践する企業がある。VR法人HIKKY(ヒッキー)は“VR出社”を実践している。その名が示す通り、仮想のオフィスに分身キャラの自分(アバター)を出社させ、業務を執り行う。
HIKKYは「VR法人」と名乗っていることからも想像がつくように、仮想空間内でのイベント開催を主なビジネスにしている。おおむね半年ごとに、「バーチャルマーケット」という仮想イベントを主催。2020年12月19日からは年をまたいで約3週間、「バーチャルマーケット5」を開催する予定だ。
代表取締役社長の舟越靖氏が「VRの中に経済圏を構築するのが目的」と語るように「VR法人」という名称には、VRの専門集団としての決意を込めているそうだ。そんな企業だけに、コロナ禍でのリモートワークも、社員がVR空間のオフィスに出社して業務をこなすのは当然の流れといえよう。
社長に「タメ語」、フラットな会話ができる?
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