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イオンが「次世代ネットスーパー」に着手 AIとロボティクスを駆使した大型倉庫建設:2030年までに6000億円の売上高を目指す
イオンはネットスーパー事業の本格稼働を目指し、千葉市内に大型倉庫を建設すると発表。AI(人工知能)やロボットを活用し安定的な共有力を誇るという。着工は2021年春を予定。新型コロナウイルスの影響で高まる食料品宅配のニーズに応え、今後数年内に同様の施設の建設を計画している。
イオンは8月19日、ネットスーパー事業の本格稼働を目指し、千葉市内に大型倉庫を建設すると発表した。2019年11月から協業している英国のネットスーパー企業Ocadoの持つ技術を生かし、AI(人工知能)やロボットを活用した倉庫を2023年に稼働させる。
建設を予定している大型倉庫では、約5万品目の商品を扱うことができる予定だ。ロボットとAIによって24時間稼働させることを目指す。
また、Ocadoの技術を活用し、倉庫内のロボットは50点の商品を約6分で運ぶことが可能。さらにAIアルゴリズムを用い、最適な配送ルートを特定できることから、効率よく顧客に商品を届けることが可能になるという。
建設面積は2万7500平米で、着工は2021年春を予定。千葉県および首都圏を対象に、オンラインで顧客から注文を受けて宅配するオンライン・スーパーマーケットのサービスを提供するとしている。
新型コロナウイルスの影響により、食料品宅配のニーズは高まっている。イオングループでは、2030年までに、ネットスーパー事業で6000億円の売上高を目指している。この大型倉庫を日本事業のモデルとして、今後数年内に同様の施設の建設を計画しているという。
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