メルペイとNTTドコモは、それぞれが提供するスマホ決済サービス、メルペイとd払いにおいて9月初旬から共通QRコードの利用を開始する。加盟店は店頭に1つのQRコードを設置するだけで、メルペイとd払いのどちらのユーザーも利用できるようになる。
併せて、加盟店の決済手数料を2.6%に統一する。これまではメルペイが1.5%、d払いが3.24%だった。決済手数料を実質するキャンペーンも2021年6月30日まで行う。また、加盟店への入金手数料(200円)が無料となる条件も、従来の10万円から1万円に引き下げる。
これらは2月に発表した、メルカリ、メルペイ、ドコモの業務提携によるもの。「メルカリとメルペイ、ドコモが持つアセットを相互に活用し、スマホ決済領域で連携し共通QRコードでの利用を実現することにより、両グループのお客さまの利便性向上、また、日本におけるキャッシュレス推進をめざす」としている。
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