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埼玉で愛される「山田うどん」が手打ちうどん体験キット 収益の多角化を狙う:第2弾や第3弾も予定
「山田うどん食堂」の運営会社が9月19日、「手打ちうどんシリーズ 第一弾 素うどん」を発売する。自宅で手軽にうどん作り体験ができるキットとなっている。
「山田うどん食堂」を展開する山田食品産業(埼玉県所沢市)は9月19日、「手打ちうどんシリーズ 第一弾 素うどん」を同社の通販サイト「おうち山田うどん」で発売する。価格は2200円(税込、送料別)。
同商品は自宅で手打ちうどん体験ができる食育キット。うどんの玉(大人2人前×2玉)、つゆ(大人1人前×4袋)、打ち粉(2袋)、カカシマーク入りオリジナル綿棒、ビニールシート、修了証書、社長からのお手紙がセットになっている。うどんの玉を踏む、生地を伸ばして切る、ゆでるというステップでうどん作り体験が楽しめるようになっている。
同社の広報担当者によると、消費者が自宅で過ごす時間が増えたことを受け、同商品を開発したという。また、収益を多角化する狙いもある。山田うどん食堂は日常使いされているので、他のチェーンほど新型コロナウイルスの影響は受けていないという。しかし、店舗だけの収益に頼るのはリスクがあると判断。「第2の柱として育てていく」(広報担当者)方針だという。
今後、「第二弾きつねうどん」「第三弾肉汁つけ麺」「第四弾カレーうどん」の販売を予定している。また、手打ちうどんキットを注文したお客だけが購入できるオリジナルグッズも発売する予定だという。
コロナ禍の影響で自宅で過ごす消費者が増えたため、大手外食チェーンはさまざまな体験ができる商品を販売している。例えば、はま寿司は持ち帰り専用の「おうちではま寿司セット」を4月に期間限定で発売している。
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