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調達購買業務のDXは進むのか:関心は高いけれど(3/3 ページ)
今回のコロナ禍で日本企業が、高い興味を感じているのは、DXです。先だって私が講演したセミナー参加者のアンケートでも調達部門のDXやIT活用に対する関心は、非常に高いことが結果として出ています。 それでは調達購買部門のDXはどのように進んでいくでしょうか。
また、これらは単に一企業のプロセス全体での最適化だけでなく、サプライチェーン全体の連携、という形で大きな成果をもたらしていくことが期待されるでしょう。例えばIoTの活用によるサプライチェーン全体での在庫最適化や、設備稼働率管理、保守業務の最適化などにつながるでしょう。
この時代にはIoT、AI、MR(複合現実)の活用などで、閉じたシステムではなく、サプライチェーン全体を可視化できるDXが望まれるに違いありません。
今回のコロナ禍は、その覚悟や方向性を決めた機会と言えるでしょう。この機会を生かすか生かさないかは、それぞれの企業次第です。(野町 直弘)
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