やっぱり、オフィスデザインは変更したほうがよさそうだ：企業の懸念（4/4 ページ）

新型コロナ感染拡大を受けて、オフィスをあり方を見直す企業が増えている。テレワークを導入したことで面積を狭くしたり、決まった席がないフリーアドレスを導入したり、サテライトオフィスを設けたり。そんな中で、課題もあって……。

[藤井薫，ITmedia]

オフィスの存在意義

　このように、省エネや災害に強いだけでなく、ウイルスなどの感染予防にも効果があり、より安全性を強化したデザインは、次世代のオフィスに必要不可欠になっていくだろう。

　現在、コロナウイルスによって、企業はオフィスの縮小や拡張、あるいは再設計を余儀なくされ、ビジネス環境は大きな転換期に来ている。

　リモートワークが浸透するにつれ、オフィスの存在意義が問われているが、ビジネスパーソンが会社に所属している意識を失わず、自立性を尊重できるような環境を確保するには、柔軟性が必要になりそうだ。

　巨大オフィスで魅力的なオフィスカルチャーを築いてきた米大手IT企業が、今度どのようなアプローチで優秀な人材を確保するのか興味深いところだ。