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週休3〜4日の大企業が出てきた! ホワイトカラーはどうなる?:ついに(3/3 ページ)
みずほフィナンシャルグループが、希望者に対して週休3日や4日の働き方を12月から導入するという。とうとう、自分の食いぶちは自分でなんとかしてくれとの引導なのだろうか。
みずほフィナンシャルグループとしても苦肉の策だとは思うが、それほど、世の中のホワイトカラーの仕事が激減し、必要がなくなってきたということだ。
これまでホワイトカラーといえば、知識と経験によって新たなビジネスを生み出したり、クリエイティビティを発揮して大きなヒットを生んだりしてきた。
極端な言い方をすれば、そうした可能性をとうとう企業は手放すということとなる。
しかしながら、これは当然の流れでもある。ICTの発展は、ホワイトカラーの仕事を簡単にし、誰でもできる仕事に変わっていった。つい30年ほど前までは、何時間もかけて集計用紙に手書きで書き込み、その数字の推移から職人芸のように課題を浮き彫りにし、ビジネスを展開していたのだ。いまそんなことをする人はいない、というか、自動的に出てくる。そうした仕事の多くは、ホワイトカラーから若手社員に移り、パート社員に移り、そして、AIにとって代わられようとしている。
そこにコロナ禍によって、人と人との接触が激減した。事務作業も必要なく、人が集まる会議や会合もない。いよいよ仕事がなくなってしまった。
想像以上にテレワークが続き、仕事の内容が本質的に見直され始めている。このような制度改革が一気に進むのだろうか。(猪口 真)
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