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データで「未来を予測する」戦略人事 Sansanが急成長の中、取り組んだこと事業成長を最大化(1/2 ページ)

企業が急成長すると、個々の社員の能力やモチベーションの把握が難しくなる。5年間で社員が約5倍に増えるという急成長を遂げているSansanは、どのように対策をしたのだろうか。人事データで「未来を予測したい」と話す人事部の、その意図を聞いた。

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 企業が急成長すると、個々の社員の能力やモチベーションの把握が難しくなる。ましてやコロナ禍では、直接顔を合わせる機会が減り、従業員の状態の把握に課題を感じている企業は少なくない。

 そのような中、従業員の情報を一元管理することで「未来を予測したい」と話すのは、名刺管理システムを提供するSansanのCHRO大間祐太さんと、人事部Employee Success Groupマネジャー兼戦略人事Groupの田中洋一さんだ。

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Sansan CHRO大間祐太さん(左)と人事部Employee Success Groupマネジャー兼戦略人事Groupの田中洋一さん(右)(取材はオンラインで実施した)

 Sansanは社員数の増加が早く、大間さんが営業本部から人事部に異動した2015年には約150人だった社員が20年までの5年間で約5倍となり、現在は約730人の社員がいる。

 組織が大きくなるにつれ、社員に関するデータのログがさまざまなシステムに散らばって、必要なときに参考にすることが難しい状態になった。

 「現在の情報は分かるけれど、過去の情報は分からないという状態でした。それでは未来を予測できない。社員の情報はこれまでの歴史が重なり合ってできてくるもの。まずはそれを管理したいです」と話す田中さんは、評価や就業情報など多くの人事情報が一元管理できる「Workday HCM」をはじめとするシステムの導入とデータの集約を進めている。

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