FABRIC TOKYO、「家専用スーツ」の予約販売開始 座った時のシルエットをきれいに見せる:在宅勤務の定着でスーツ需要減
FABRIC TOKYOは10月20日、「家専用スーツ」の先行予約販売を開始すると発表。着心地や、座った時のシルエットを意識した商品。在宅勤務の定着などでスーツの需要が減る中、自宅用の仕事着を提案し、売り上げにつなげたい考え。
オーダースーツを手掛けるFABRIC TOKYO(東京都渋谷区)は10月20日、「家専用スーツ」の先行予約販売を開始すると発表した。在宅勤務の定着などでスーツの需要が減る中、自宅用の仕事着を提案し、売り上げにつなげたい考えだ。
家専用スーツは、同社が新たに展開する家庭用ビジネスウェア「HOME BIZ」シリーズの第1弾として販売する。従来のスーツとは異なり、座った時にきれいなシルエットとなるようデザインした。
PCを操作する際に肩周りが窮屈にならないよう、ジャケットの背中部分にはラグランTシャツのデザインを採用。また、長時間座ることを想定し、パンツは膝にゆとりのあるデザインとした。
同社が4月に行ったアンケートで、「テレビ会議中心となり、上半身だけを気にするようになった」「長時間座っているため、着心地の良いものを選ぶようになった」という声が多数寄せられたことから、同商品を開発したという。
サイズはS、M、L、XLの4種類で、価格はジャケット1万9000円(税込、以下同)、パンツ1万1000円、セットアップは3万円で販売する。予約販売期間は10月20日〜12月下旬で、2021年3月中旬の納品を予定している。
HOME BIZシリーズでは今後、Tシャツ、デニム、シャツ、ニットなどの展開を予定しているという。また同社は、商品の着心地や、家での新たなビジネスウェアの在り方などを話し合う「HOME BIZ LAB(仮)」の立ち上げを予定している。
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