ニュース
JAL傘下ジップエア、グループ内から100人募集 コロナ禍でも拡大路線:2021年度には新たに2機追加
JAL傘下の格安航空会社(LCC)「ZIPAIR Tokyo(ジップエア トーキョー)」が、JALグループ全社員を対象に客室乗務員約100人を募集することがわかった。本格的な旅客便運航に向け、JALグループ全体の人員配置を見直す戦略。
日本航空(JAL)傘下の格安航空会社(LCC)「ZIPAIR Tokyo(ジップエア トーキョー)」(千葉県成田市)が、JALグループ全社員を対象に客室乗務員約100人を募集することがわかった。
ジップエアによると、ジェットスター・ジャパン(同市)を含むJALグループ内の全社員が対象。客室乗務員としての採用だが経験は問わないという。現在ジップエアは中型機を2機保有しているが、2021年度中にはさらに2機追加することが決まっている。本格的な旅客便運航に向け、JALグループ全体の人員配置を見直す戦略だ。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で人の移動が減り、エアアジア・ジャパンが12月に日本から撤退することを表明。LCCの多くが苦境に立たされている中、ジップエアは拡大路線をとっている。
ジップエアは、JALの100%子会社として18年に設立。新型コロナウイルスの影響で延期していた東京(成田)―ソウル(仁川)線の旅客便を10月16日に就航した。28日にはバンコク線を就航させるほか、ホノルル線の就航を目指し手続きを進めている。
関連記事
- JR東日本 終電時間繰り上げ最大37分 首都圏17路線で実施へ
JR東日本は10月21日、2021年春に予定している終電時間の繰り上げなどについて概要を発表した。在来線17路線で終電時間を繰り上げ、5路線では初電を繰り下げる。 - 出前館、コロナ禍で増収も41億円の最終赤字 激化するフードデリバリーの覇権争い
出前館の2020年8月期の連結決算、先行投資が膨らみ純利益は41億1200万円の赤字となった。また新たな中期経営計画を発表。22年中に加盟店舗数を10万店舗まで拡大を目指し、最終年度の23年8月期には連結売上高970億円、営業利益120億円の黒字を目指す。 - エアアジア・ジャパン 12月5日で全路線廃止 日本撤退へ
エアアジア・ジャパンは10月5日、運航している4路線を全て廃止することを発表した。新型コロナウイルス終息の見通しが不透明な中、事業の継続は困難だと判断した。 - JAL系LCCのジップエア、ソウル線で貨物専用便運航 旅客便は9月中の就航目指す
JAL傘下のLCCジップエアは、9月12日より東京ーソウル線を貨物専用便として就航すると発表。韓国からの機械部品などを運ぶ。ソウル線は旅客便としての就航を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で延期を発表していた。旅客便は9月中の就航を目指している。 - 一風堂創業35周年 定番商品の「からか麺」をリニューアル その狙いは?
一風堂は、10月16日に創業35周年を迎えた。それを記念し定番ラーメンの「からか麺」をリニューアルを決断。その狙いは何か。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.