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コインチェック、マネックスグループ入り後で最高益
マネックスグループは10月27日、2021年第2四半期(2020年7〜9月)決算を発表した。うち、暗号資産取引所を営むコインチェックの収益は拡大。本四半期の営業収益は17億7300万円、利益は7億円と、18年4月にマネックスグループ入りしてから最高益となった。
マネックスグループは10月27日、2021年第2四半期(2020年7〜9月)決算を発表した。うち、暗号資産取引所を営むコインチェックの収益は拡大し、本四半期の営業収益は17億7300万円。セグメント利益は前四半期比で7倍の7億円となり、18年4月にマネックスグループ入りしてから最高益となった。
マネックスグループは、「クリプトアセット事業セグメントは利益の柱になった」としている。
国内市場全体のビットコイン取引量は対前年で14%の減少だったが、コインチェックの販売書取引量は前年並だった。一方、ビットコイン以外のいわゆるオルトコインは国内最多の14種類を取り扱っており、取扱高の過半をオルトコインが占めた。
本四半期で約7万の新規ユーザーを獲得した。登録ユーザー数は延べ215万人。うち本人確認済み口座数は99万となった。
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