「管理職になりたい」働く女性の18.7%、なりたくない理由は?:昨年と比べて減少(2/2 ページ)
管理職になりたいと思っている女性は、どのくらいいるのだろうか。20〜60代の働く女性に聞いたところ……。
働く女性の3人に1人は「キャリアを積んでいきたい」
今後も、バリバリとキャリアを積んでいきたいと思っている人はどのくらいいるのだろうか。働く女性に聞いたところ「そう思う」と答えたのは34.2%。「そう思う」と答えた人を年代別にみると、若年層で高い傾向がみられ、20代は40.3%、30代は41.4%だった。
管理職への打診があれば、受けてみたいかどうか聞いたところ、「そう思う」は18.7%だったのに対し、「そう思わない(全く+あまり)」は53.9%。「管理職になることに対しては消極的な人が多いようだ」(同社)。「そう思わない」と答えた人を年代別にみると、60代(65.2%)が最も高く、次いで、30代(60.9%)、50代(56.6%)という結果に。
管理職への打診があっても、受けてみたいと思わない人(320人)に、その理由を聞いたところ「責任が重くなるから」(50.6%)が最も多く、次いで「ストレスが増えそうだから」(49.7%)。「今以上にプレッシャーを抱えることやストレスを感じることは避けたいという人が多いだ」(同社)。このほか「管理職に向いていないと思うから」(42.8%)、「管理職になる自信がないから」(33.4%)、「管理職を見ていると大変そうだから」(32.5%)が続いた。
昨年の調査結果と比較すると、「今後もバリバリとキャリアを積んでいきたい」と答えた人の割合は9.1ポイント減(43.3%→34.2%)、「管理職への打診があれば、受けてみたい」では12.3ポイント減(31.0%→18.7%)。「コロナ禍による景況感の急激な悪化などを背景に、管理職が抱える責任の重さや職務環境の厳しさが増していることに、大幅減少の原因の一端があるのではないか」(同社)
インターネットを使った調査で、20歳〜69歳の女性1000人が回答した。調査期間は9月28日から30日まで。
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