テレワーク、サボってるのは20代? 調査で見えた先輩との差:年代別の結果(2/2 ページ)
コロナ禍でテレワークが浸透している。「サボっているのでは?」と疑う人がいる一方で、そんな目線にストレスを感じている人もいる。年代別の傾向は?
テレワークでサボっているのは?
また、同調査ではオフィス出勤とテレワークで「どちらの環境(働く場所)でよりサボってしまうか」と尋ねた。「テレワークの方がサボってしまう」と回答したのは20代が66.5%、30代が50.8%、40代が44.3%、50代以上が42.4%だった。
テレワークを機に導入が進む各種業務ツールがサボり抑制に効果があるのかを尋ねたところ、「ある程度効果があると思う」(57.1%)という回答が最も多く、「あまり効果がないと思う」(23.1%)、「効果があると思う」(12.3%)、「まったく効果がないと思う」(5.4%)、「分からない」(2.1%)と続いた。
同調査では、業務ツールを導入してうまくいったエピソードと、うまくいかなかったエピソードを紹介している。前者では、「始業と終業時にはコミュニケーションツールで連絡し合う。始業時にはその日の業務内容を簡単に報告。終業時には翌日の稼働予定を予告し合う」「ガントチャートなどによる作業の見える化」「チャットツールとプロジェクト管理ツールの連携」という回答があった。後者では、「チャットツールでの日報投稿。途中で鬱陶しくなってミュートしてしまった」「指示内容が明確でないと動けないメンバーに対して、プロジェクト指示が明確に提示できない案件をタスク化した場合、著しく進捗が遅れてしまう」「『常にビデオ会議の接続義務』私は別にサボらないので、一部のサボる人のために全員に導入させられて不快に思っている」といった回答があった。
同調査は2020年10月5日〜22日に実施。有効回答数は737件だった。
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