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トヨタが「しょうどく大使」を発売 クルマづくりのノウハウで初号機を大幅に軽量化:社会貢献
トヨタ自動車が足踏み式消毒スタンド「しょうどく大使」(税別8000円)を発売する。社会貢献の一環。
トヨタ自動車は11月25日、足踏み式消毒スタンド「しょうどく大使」(税別8000円)を、12月1日に国内のトヨタ車両販売店・トヨタレンタリース店で発売すると発表した。
しょうどく大使は、幅が330ミリ、奥行きが430ミリ、高さが1169ミリとなっている。マットを含めた重さは約3.2キロ。
同商品が誕生したのは、コロナ禍で生産ラインの稼働が停止した際、各工場の従業員が「自分たちには何ができるのか」「仲間から感染者を出さない」と考えたことがきっかけだという。試作品を医療機関に持ち込み、専門家の意見なども踏まえて改良を重ねた。初号機の重さは約6キロだったが、クルマづくりで培ってきたノウハウを生かし、軽量化に成功したという。しょうどく大使は月2000〜2500個生産する予定。
トヨタは社会貢献活動の一環として、新型コロナウイルス感染症の感染者移送用車両を提供したり、医療現場で使うフェイスシールドの生産に取り組んだりしている。
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