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トヨタがマスクの生産に着手 グループの“自給自足”で品薄状態の解消に協力医療機関への支援も実施(1/2 ページ)

トヨタ自動車がグループ各社と協力して医療機関への支援を行う。自社生産で使うマスクの“自給自足”もおこなう。品薄状態が解消されるようにするため。

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 トヨタ自動車は4月7日、新型コロナウイルスの感染拡大防止を支援する取り組みの概要を発表した。グループ各社と協力してさまざまな施策を行う。


トヨタグループでマスクを生産(写真はイメージ)

医療現場への支援

 医療用フェイスシールドを3Dプリンタなどで製作し、医療機関に提供する。現在、自社工場で生産準備を進めており、週500〜600個程度の生産を目指す。また、グループ企業での生産が可能かどうかの検討も進めているという。

 医療機器メーカーに対しては、トヨタ生産方式のノウハウを提供し、人工呼吸器などの増産を支援する。トヨタを中心とした支援チームを結成しており、関係各所との調整を進めている。また、グループのアイシン精機が病院向けの簡易ベッド台、消毒液容器、簡易間仕切り壁など、医療機関が必要とする備品の生産で協力できることがないかを調査している。

 なお、トヨタは海外でも医療機関に衛生用品を寄贈したり、医療従事者向けの車両を提供したりといった支援策を実施しているという。


医療機関へのさまざまな支援策を検討
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